妊活には、殺菌剤入りの商品はマイナスなの?

このブログはインスタグラムに投稿したものに加筆と補足をしています。


新型コロナウイルス感染予防で、私も職場で殺菌剤を使って消毒を行っています。

加湿器に入れて空間除菌もしているのですが、抗菌・除菌剤の成分によっては妊活の妨げになるものがあります。


ご存知ですか?


それは第四級アンモニウム塩が成分のものです。
これは某大手メーカーの繊維用芳香剤や除菌剤に使っています。

頭文字がファではじまる商品が特に有名ですね。


同様の大手メーカー花王さんが、この第四級アンモニウム塩を使った商品ついてネットで情報公開しているもがあります。
 ↓ ↓
https://www.kao.co.jp/pro/hospital/pdf/11/11_06.pdf



実は殺精子ゼリーの成分にも使われています。つまり妊娠しないようにです。

消毒剤の基礎知識については、健栄製薬さんのホームページに詳しく紹介されています。
 ↓ ↓
https://www.kenei-pharm.com/medical/countermeasure/base/05.php



思ったより沢山種類があるんですよね。

第四級アンモニウム塩=陽イオン系界面活性剤のことです。

私達治療家や医療関係者ならよく使う塩化ベンザルコニウム(逆性石けん)やヂアミトールなど、一般的に使われているものです。

陽イオン系界面活性剤は陰イオン系と比べて洗浄力が弱いかわりに水分子をくっつけて他のものをくっつける接着剤のような働きをします。

その働きを利用した商品が、柔軟剤です。 毛糸のような動物性タンパク質と水分子をくっつけて静電気を防止したり柔らかい風合いにするんです。

界面活性剤って何なの?

ものすごくおおまかな説明ですけど、界面活性剤は陽(電子がプラス)陰(電子がマイナス)の電気を帯びた物質だと思ってくださいね。

界面とは同じ性質のものが均等にある状態を意味します。

たとえば酢と油、この2つは普通では混じらないので境界が出来ますよね。そこにたとえば卵の黄身を入れてかき混ぜると、酢と油が混ざって境界(乳化現象といいます)がなくなります。
この状態を界面活性化といい、このように界面活性化するものを界面活性剤と言います。

なので石けんや卵など身近にあるもので、その性質をもつものは界面活性剤なのです。

その活性化する部分が電気的にプラスだと陽イオン系、マイナスだと陰イオン系と区別しているのです。


では、他の殺菌剤とどう違うの?

良く使われる次亜塩素酸ナトリウムやアルコールとの違いは、

◉殺菌効果が長く続く (成分が揮発しづらい)
◉材質を痛めない (変色や変質のリスクが少ない)
◉界面活性剤としての作用

です。
なのでこの成分を使用した商品がスーパーや雑貨店に並んでいます。


特徴は殺菌成分が長くとどまるので、繰り返し使うと残留濃度が高まります。


あと商品によっては界面活性剤も添加して(汚れが落ちやすいから)いるので空気中に散布されたものを気管や肺に吸い込んだときの影響も気になるところです。

水で流せる洗浄用殺菌剤としては問題ないと思います。
環境に与える影響としてはヤバいと思いますよ。

===

第四級アンモニウム塩はマウスを使った実験では生殖異常が発生しており、人体への影響はどうなのか臨床報告はないのですが、個人的には避けたほうが良いと考えています。

とくに陽イオン系は、陰イオン系と比べて毒性が強いです。

界面活性剤の水環境への影響という研究発表より
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jos1996/45/10/45_10_1189/_pdf


マウスと人では影響の度合いが異なります。
でも妊活の方は、精子や卵子の状態が気になりますよね。


妊娠したら今度は流産のことも気になりますよね。 そんな時にリスクがあるものは極力避けた方が良いです。

そもそも避妊用にも使われていることから妊活には要らないですよね。

第四級アンモニウム塩は、QUATの表示で記載されています。
詳しく補足すると、

●ファ○○○などに使われているベンザルコニウム型

●柔軟剤に多いジアルキル型

●ヘアリンス・コンディショナー・トリートメントなどによく使われるモノアルキル型

が多いです。成分名に○○××△アンモニウム化合物やカチオン界面活性剤とか書いてあれば同じ成分と思ってくださいね。

あなたも注意してみてください。

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