あなたは自分が食べている食品にどの位食品添加物が入っているか知っていますか?
先月知り合いの先生が主催する食育教室の講師サポーターとして参加する機会がありそのことを当院のホームページ内ブログで書きました。
日本は世界トップクラスの食品添加物使用国です。
日本で認可されている指定食品添加物は455種類あります。
指定食品添加物とは、食品衛生法で定めた化学合成した添加物で、指定した食品について使用が認められるものです。
これに天然添加物が977種類、天然添加物とは天然由来の成分が使われているという意味で、天然だから安全性が評価されておらず、既存添加物という扱いになっています。
それに加えて一般食品添加物が約100種類あります。一般食品添加物とは、一般に食品として供される食品を添加物として使用するもので、ブドウ果汁やエタノールなどがあります。
あわせると1500種類を超える食品添加物があります。
これは2005年度の調査データなので現在はもう少し増えているかもしれないですね。
厚生労働省の調査では、1日約2,8グラム,年間では1,2キロを摂取しているとされていますが、この調査には指定食品添加物と一般食品添加物は含まれていません。
だから実際には数倍以上、気づかないうちに添加物を食べている可能性があります。
と、ここまで読んで心配になったあなた。
私達の身体は元気で健康であれば、肝臓で解毒して身体の外に排泄しています。
なので安心してくださいね。
しかしながら添加物を出来るだけ取らないように意識することは大事です。
自分がどんなものを食べているのか知って欲しいですね。
そこで、2020年4月1日から完全施行される食品表示法改正の通称【スラッシュルール】について紹介します。
スラッシュルールとは
画像は 商業界オンライン(http://shogyokai.jp)のページよりお借りしました。
上の表示の違いが分かりますか?
よく見てくださいね。
正解は、
酵母エキスと加工でん粉の間にあります。
「、」と「/」の違いです。
「/」はスラッシュと読みます。
この前が原材料名で、この後が食品添加物の表示ですよという意味になります。
なのでスラッシュルールと言われています。
スラッシュにすることで消費者がどこから添加物かわかりやすくなった
以前の表示は、食品添加物がどこから使われているか判りにくく添加物を知らずに食べていました。
それを見やすくしたのが今回の食品表示法の新ルールです。
既に多くのメーカーが新しい表示に切り替えています。
私達が気をつけたいこと
添加物と添加物以外の原材料が、ハッキリ分かるようになるということは、添加物が多く使われている食品か、少ない食品かが誰にでも簡単に分かるようになります。
だからできる限り添加物の少ない食品を私達が選択することで、メーカーも添加物が少ない商品を開発するようになるなると思います。
これから子供を育てていく世代やいま子育て中のあなたが、意識を変えるだけで添加物が少ない商品が増えてくるかも知れません。
私はそんな世の中になって欲しいと思います。